フィルタオプションでは,ワークシート内に記述されている
抽出条件の記述では,複雑な条件を記述することができます.
抽出条件をリストの上に記述します.
抽出条件の記述とリストと間には1行以上の空白行を入れておきます.
抽出記述の場所を用意しましょう. とりあえずリストの上部に5行挿入します.
1行から5行までをドラッグして,1行から5行までを選択します.
メニューバーの「挿入→行」を選択します.
5行挿入されました.
挿入された場所に抽出条件を記述します. まず,支店が福岡の抽出をしましょう.
以下のように抽出条件を記述します. 1行目にフィールド名を2行目に抽出条件を書きます.
これで,抽出の準備が整いました. 次に,フィルタオプションの設定方法を説明します.
フィルタオプションでは,抽出条件と対象リストを指定して抽出を実行します.
まず,フィルタオプションのウィンドウを出しましょう.
メニューバーの「データ→フィルタ→フィルタオプションの設定」 を選択します.
対象リストが自動的に判別されて, フィルタオプション設定のウィンドウが表示されます.
抽出条件を指定します.
検索条件範囲の右の絵(以下の赤い丸のところ)をクリックします.
ウィンドウが以下のようになります.
この状態で抽出条件をドラッグして選択します.
フィルタオプションの設定では, 上で選択された場所が指定されています.
検索条件範囲の右の絵(以下の赤い丸のところ)をクリックします.
検索条件範囲が設定されています.
「OK」をクリックすると,抽出結果が表示されます.
フィルタオプションの設定を解除するには, メニューバーの「データ→フィルタ→すべて表示」を選択します.
フィルタオプションでは,いろいろな複雑な抽出の指定ができます. 以下に代表的な例を示します.
フィルタオプションでは, 複数の「AND条件」と複数の「OR条件」, また「AND条件」と「OR条件」の組合せを指定することができます.
同じ行に指定した条件はAND条件になります.
例えば,福岡支店で金額が100,000円以上のデータを抽出するには, 以下のように記述します.
別の行に指定した条件はOR条件になります.
例えば,福岡支店と大阪支店のデータを抽出するには, 以下のように記述します.
AND条件とOR条件を組み合わせることにより, さまざまなデータを抽出することができます.
例えば,福岡支店で金額が50,000円以上のデータと, 大阪支店で金額が100,000円以上のデータを抽出するには, 以下のように記述します.
もう少し複雑な例を示します.
サンプル のデータを利用して以下のデータ抽出を行いなさい.