next up previous
: ファイルの操作 : フルスクリーンエディタ mule : 基本的な使い方

進んだ使い方

他にいろいろな操作が必要となる場合がある.
  1. 2つ以上のファイルを同時に編集する
    別のファイルを参照しながら編集を行ないたい, 別ファイルの一部分を持ってきたい,などを処理するためには,編集中に CTRL+ x+ CTRL+ f (find-file) さらにファイルネームを入力し,バッファの切替えは CTRL+ x+ b
    (switch-to-buffer) コマンドを入力する.不要になったバッファは CTRL+ x+ k(kill-buffer) コマンドで切り離すことができる ( muleでは, ファイルを読み込んでメモリ上に読み込んだ領域を バッファ(buffer)という).

    上のコマンドは,実行すると画面の最下行にカーソルが移動し,ファイル やバッファの名前を入力できる.さらに,補完機能 を利用することができる. 入力待ちで $<\hbox{\tt SP}>$ を入力すると, 画面の半分の大きさのウインドウがあらわれ, 指定できる候補がすべて列挙される.また,候補の頭文字の何文字かを 入力してもう一度 $<\hbox{\tt SP}>$を押すと, その頭文字をもつ候補に共通な部分を mule が補完してくれる. これを繰り返すと目標の候補を非常に素早く選ぶことができる.

  2. 領域をコピーする
    テキストのある部分を,コピーしたり移動したりしたい場合は, CTRL+ k (kill-line) コマンドを使う.このコマンドは,1 回実行すると カーソルからその行の末尾までを消去し,もう 1 回実行すると, その行の改行文字を消去する.連続して何回も実行すると, 何行もまとめて消去することがでる.この時に消去した連続した領域は全て 一時バッファ に格納される.

    さらに CTRL+ y(yank) を入力すると,一時バッファ中のテキストがカーソルの位置に 出力される.yank は何度でも実行することができるので, コピーしたい場合時は,まず kill-line コマンドでコピーしたい領域を消去し, その場で yank を実行し消去した領域を元に戻し, 適当な場所にテキストを持っていく.

  3. 検索,置換を行なう
    検索には, インクリメンタル検索(incremental search) 通常検索(normal search) の 2 種類がある. インクリメンタル検索は,1 文字を入力した時点でその 1 文字が存在する 場所を検索して直ちにジャンプし,2 文字目を入力すると今度はその 2 文字が存在 する場所にジャンプ $\cdots$ というように, 検索文字の入力と同時に検索が実行されていく. 極端に遅い端末以外では,インクリメンタル検索が便利である. どちらの検索を行なっても, CTRL+ s+ CTRL+ r で直前の検索文字について再度,前方/後方に 検索を行なうことができる. 置換では, ESC+ %を実行できる対話置換が便利 であろう.このコマンドを実行すると,まず元文字列と置換文字列を尋ねて来 る.そのあと,全ての置き換 えについて,確認を尋ねられる.このとき次のどれかで返答する.
    $<\hbox{\tt SP}>$ (yes) 置換を行なう
    DEL (no) 置換をしない
    ! (do rest) これ以降確は,確認無しで全て置換
    ESC (stop) 終了
    . (abort back) 終了(カーソルは元位置へ)
    CTRL+ g (abort) 中止
    viの説明中で紹介された正規表現を使った検索,置換も実行することが できる.

  4. キーに割り当てされていないコマンドを使いたい
    mule のコマンドは,実はキーに割り当てされているものだけではない. キー割り当てされないコマンドは,コマンド 名を直接入力し実行する. 上で紹介した命令も,すべて名前がついている.やはり同じ方法で実行するこ とができる.次に示す.

ESC+ x (execute-extended-command) コマンドを,コマンド名を入力することで実行
この命令を実行すると,最下行で行入力が可能な状態になるが,補完機能が使 用することができる.補完を使って,いろいろなコマンドを候補のリスト を選ぶことができる.



Yasushi KODAMA 平成12年6月4日