関数定義

[ つぎ | うえ ]

関数定義とは

これまでは、main 関数のみを定義し、関数本体の部分にプログラムを記述してきました。さらに、長いブログラムを記述する場合は、一つの関数(main関数)だけでなく、新たに関数を定義して別の関数として定義するとモジュール化をすることができます。

返り値の型 関数名(引数宣言の並び
{
    関数の本体
}

例えば以下のように定義することができます。

int func(int arg1, int arg2)
{
    int r;
    r = arg1+arg2;
    return 0;
}

関数funcは、2つの引数arg1、arg2 を渡され、これらの値を足し、呼ばれた側にその値を返します。つまり、以下のように呼び出します。

int func(int arg1, int arg2)
{
    int r;
    r = arg1+arg2;
    return r;
}

int main()
{
    int rr;
    rr = func(5,6);
    printf("5 + 6 = %d\n",rr);
    return 0;
}

引数(argument)には、変数宣言と同様に記述することができます。上のように、機能が独立したプログラムを新たな関数として定義します。


関数呼出し

定義した関数を呼出すためには、以下のように記述します。

関数名(引数の並び)

引数の数は、定義した関数と同じでなければなりません。上のプログラムでは、

func( 5, 6 )

と指定します。


return 文

関数の値を(呼び出し側に)返す文がreturn文です。

return 式

と記述します。


[ つぎ | うえ ]
yasu@i.hosei.ac.jp