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Well-Typing アルゴリズムとその正当性
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Well-Typing アルゴリズムとその正当性
の健全性
が健全であることを示すために便利で簡単な定義をする.
もし
が型で,型付けされた prefix または 型付けされた pe があ る時,
もし
が型づけされた prefix または,型付けされた pe ならば,
もし
が置換で,
以下の簡単な性質を証明することができる(証明は省略).
命題6
定理2(文法的健全性)
を standard な prefix とし,
を閉じた pe とする.その時, もし
ならば,
(A)
は wt.
(B)
,
(C)
ここで
とは
で使われる新しい型変数の集合を示す.
証明
wt の再帰的な定義を使って
の構造による帰納法で証明する. 条件式の場合と
の場合は省略する.
(i)
が
の場合.
より (B) は,すぐにわかる. もし
または
が
の中で active な時,
かつ (A),(C) がわかる. もし
が active ならば
,
は
で generic,
として
である. そのため
は standard で, (A),(C) も簡単に証明できる.
(iv)
が
の場合.
とする.新しい型変数として,
を使う.帰納法より
が wt である.よって (A)
が wt(wt の定義より). また,帰納法より
かつ,
より (B) がいえる.(C) のためには,
(vi)
が
の場合.
とする.新しい型変数として
を使う.帰納法の仮定より,
(1)
(2)
(2) と命題 6 より,
(3)
(1) の standardness より,
(4)
また,
を得,(2) より
と 独立である.よって,
は standard prefix である.
そのため
,新しい型変数を
とする.帰納法より,
(5)
(6)
しかし,
なので (6) と (4) いっしょに生ず る(
は,新しい型変数より).
(7)
かつ (1) と命題4 より
は wt,そして (5) を使い, wt の定義より,
が wt. しかし,これは
の形をしているので (A) が証明 したことになる.(B) のためには,
そして (C) のためには,同じような理由により((6) より), この場合は,
より必要とする結果である.
(ii)
が
の場合.
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平成12年8月22日