JavaScript プログラミング — 入門
第6章 No.1 / 「Hello World」をブラウザで動かす
この章について
もとは Java プログラミング として書かれていた章を、現代では Web ブラウザでそのまま動く JavaScript に置き換えました。Java はインストールが必要な言語ですが、JavaScript は あなたのブラウザの中 ですぐに動かせます。
JavaScript の特徴
JavaScript は最初は Web ブラウザを動かすために作られた言語ですが、現在では Node.js を使えばサーバーサイドでも動きます。Java と同じく オブジェクト指向 を取り入れていますが、Java よりずっと「気軽に」始められます。
- コンパイル不要 — 書いた瞬間に動く
- ブラウザがあれば実行環境完備 (インストール不要)
- HTML/CSS と組み合わせると、すぐに視覚的な結果が得られる
最初のプログラム — Hello World
以下のプログラムを書いて、F12 キー を押してブラウザの「コンソール」タブを開き、貼り付けて Enter を押してみよう。
console.log("Hello World!");
たったこれだけ。Java では:
// Java の Hello World — 比較のため
class Start {
public static void main(String args[]) {
System.out.println("Hello World!");
}
}
// $ javac Start.java
// $ java Start
// Hello World!
JavaScript のほうが簡潔だとわかる。コンパイラもクラスの宣言も不要。
このページの中で実行してみよう
下の入力欄にコードを書いて「実行」を押すと、ブラウザがその場でコードを動かして結果を表示する。
Live JavaScript REPLLive
出力
変数・演算・制御構造
// 変数
let x = 10; // 再代入できる変数
const PI = 3.14159; // 定数
// 条件分岐
if (x > 5) {
console.log("x は 5 より大きい");
} else {
console.log("x は 5 以下");
}
// 繰り返し
for (let i = 0; i < 5; i++) {
console.log(i);
}
// 関数
function add(a, b) { return a + b; }
const mul = (a, b) => a * b; // アロー関数
HTML を JavaScript で動かす
HTML の要素をマウスでクリックすると、その情報を JavaScript で受け取って画面を変えることができる。
// ボタンクリックを監視
document.getElementById("my-btn").addEventListener("click", () => {
document.getElementById("output").textContent = "クリックされた!";
});
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次のステップ
第3章 (CG) や 第4章 (スレッド) で見たデモは、すべて JavaScript で書かれています。それぞれ samples.js で実装を読むことができます。
- 回転する直線 — 三角関数だけで書ける
- 陰線消去 + シェーディング — ベクトルの外積
- Producer / Consumer — async/await でセマフォ
- 真理表ジェネレータ — 構文解析の練習