クラスとオブジェクト

以下の例を紹介する。 class cell is
  var contents: Integer:=0;
  method get(): Integer is
    return self. contents;
  end
  method set(n: Integer) is
    self. contents:=n;
  end
end;

• self はホストオブジェクトを指す。
• オブジェクトは、内部的には attribute レコードとして表現される。
• 図2.1 で storage model を示す。
• オブジェクトは new c で生成される。正確には、 クラス c の attribute レコードを割り当て、それへの参照を返す。
• new c により生成されるものは、「クラス c の オブジェクト」または、「クラス c のインスタンス」という。

var myCell: InstanceTypeOf(cell):= new cell

• タイプ InstanceTypeOf(cell) を導入する。 タイプとクラスは明確に区別する。 InstanceTypeOf(cell) の代わりに、 cell (クラス名そのもの) を用いることも可能であるが、そのようなそのようなとクラスの同一は 問題を引き起こす。
• タイプ myCell を使って、 contents フィールドを extract することも可能である。また、以下のように update することも可能である。
  myCell.contents := n¹
• 一つの cell を使って、メソッド呼び出しをすることも可能である。 例えば myCell.set(3) などである。
• 手続き ( procedure) を使って以下のような、メソッド呼び出しをする ことも可能である。 procedure double(aCell: InstanceTypeOf(cell)) is
    aCell.set(2 * aCell.get());
  end;