標準体重の計算

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問題 3

身長と体重を入力し、標準体重、肥満度、BMI(肥満係数)を計算するフレームを作成せよ。

[考え方]

変数 shincho、体重 taijyu を用意し、テキストボックス1(身長の値)と、テキストボックス2(体重の値)を格納する。そして、標準体重、肥満度を以下に説明する式によって計算する。各値をテキストボックス3、テキストボックス4(のTextプロバティ)に格納する。

さらに、BMI(肥満係数)を計算してテキストボックス5にその値を、テキストボックス6にメッセージを出力する。

メッセージを出力する際は、第3章で学習する If 文を使わないといけないが各自予習すること。


[フォームの設計]

以下のようにフレームにコントロールを配置しよう。

ラベルコントロール 8 つ、テキストボックスコントロール 6 つ、ボタンコントロール 1 つである。


標準体重肥満度BMI(肥満係数)は、以下のようにして求める。

    標準体重 = 身長(m) × 身長 (m) × 22      

       肥満度 = (体重-標準体重) ÷ 標準体重 × 100

なお、体重、標準体重の単位はいずれでもよい(比率を計算するため)が、kg で計算しよう。さらに、身長の単位は m(メートル)で計算する必要がある。

例えば、身長 160 cm、体重 50 kg として計算すると、
       1.6 × 1.6 × 22 = 56.32

       (50-56.32)÷56.32×100 = -11.22

この肥満度は、-11.22% で痩せているという意味です。

さらに、BMI(肥満係数)を計算することができ、肥満度の判定をすることができる。

       BMI=体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

で計算することができる。例えば、50÷1.6÷1.6=約19.5

となる。日本肥満学会では以下のように判定します。

BMI 肥満度の判定
18.5 未満 低体重
18.5 〜 25.0 未満 普通体重
25.0 〜 30.0 未満 肥満度 1
30.0 〜 35.0 未満 肥満度 2
35.0 〜 40.0 未満 肥満度 3
40.0 以上 肥満度 4

この問題でも上の情報をもとに、肥満度の判定を表示するようにしよう。

注意:この情報は、http://www.kamefarm.com/M_calcHimando.htmおよび、http://www.kamefarm.com/M_calcBMI.htm から得られたものである。


この問題の実行結果は以下のようになる。


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yasu@i.hosei.ac.jp